月別アーカイブ: 2014年10月

ほう〜、試験管内でミニ胃組織

ヒトの万能細胞を試験管内で約1ヶ月培養し、ミニサイズの立体的な胃組織を初めて作ったと、米シンシナティ小児病院医療センターなど研究チームが29日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。この組織は直径3ミリと小さいが、本物の胃のように粘膜などの複雑な多層構造を備える。
この胃組織はがんをはじめ、さまざまな病気のモデルとして利用でき、新薬開発に役立つという。
このようにいろいろな組織が作られると、医療に大きく貢献できるのでは‼️

iPS臨床2例目に着手

人工多能性幹細胞から網膜の細胞を作り、世界で初めて目の難病患者に移植した先端医療センター病院の栗本康夫眼科統括部長が29日、取材に応じ、2例目の患者を選定して皮膚細胞を採取、網膜の細胞の作製に着手していることを明らかにした。
1例目の患者さんは順調に回復しているようです。

国内で初の心臓弁移植手術

大阪大病院は27日、生まれつき心臓の弁に異常がある男性会社員(35)に、細胞を取り除いてコラーゲンなどの「骨格」だけにした他人の弁を移植することに国内で初めて成功したと発表した。他人の細胞を移植すると拒絶反応をおこすが、薬剤などを使って脱細胞化と呼ばれる処理をした。

無汗症の原因遺伝子発見

生まれつき汗をかかない無汗症患者の原因遺伝子を発見したと、理研学研究所とウプサラ大の研究チームが21日、ジャーナル・オブ・クリニカル・インベスティゲーション電子版に発表した。
無汗症や多汗症の治療法を開発する新たな手がかりなるようです。

え、虫垂が

私の母校である、国際鍼灸専門学校の同窓会会報のあとがきのところから抜粋しました。

これまで身体に必要のない組織として考えられていた虫垂が免疫細胞を腸に供給し腸内細菌のバランスを保っていることを大阪大などのチームがマウスで明らかにした。
虫垂のリンパ組織は、バランスを崩そうとしている細菌をすぐさま察知し、白血球を使って攻撃を行う。虫垂はこうして、腸内の免疫機能を維持している。