月別アーカイブ: 2015年2月

iPS細胞から高品質な軟骨細胞を作製し、硝子軟骨の形成に成功

京都大学は2月27日、ヒトiPS細胞から軟骨細胞を誘導し、硝子軟骨の組織を作製したと発表した。

関節軟骨は骨の端を覆い、腕や膝を曲げた時などにかかる衝撃を吸収している。正常な関節軟骨は硝子軟骨と呼ばれ、加齢に伴いすり減ったり、事故などの怪我により損傷受けるとより機能的に劣る繊維軟骨に変わってしまう。一度軟骨が繊維化すると、元に戻ることはなく、関節をスムーズに動かすことが難しくなり、痛みや炎症が起こることがある。

同研究では、ヒトiPS細胞から軟骨細胞を作製するための培養条件を検討した上で、足場材を使わずに細胞自身が作るマトリックス(細胞と細胞の間を埋めるように存在するタンパク質)からできた硝子軟骨組織を作製することに成功した。

是非、早く実用化して欲しいですね❗️

ほっ、フィットネスクラブ、医師と連携し「予防医療」

 フィットネスクラブが医療機関と連携したサービスを相次ぎ始める。教育事業などを手掛けるポリゴンマジック(東京・港)は医療法人と共同で、医師による健康チェックが受けられるクラブの展開に乗り出す。高齢者の足腰を鍛えるプログラムを、医師のアドバイス付きで提供するサービスも始まる。フィットネスクラブは会員数が伸び悩んでおり、予防医療につながるサービスで高齢者などの需要を掘り起こす。

画期的かも。

人食いバクテリア:昨年患者273人、致死率30〜50%

 突然発症して急激に手足の壊死(えし)などが進み、時に人の命を奪う「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」の患者報告数が近年、増加傾向にある。国立感染症研究所によると、昨年は1999年の調査開始以降最も多い273人に達した。今年も2月15日までで68人に上る。急激な進行と致死率の高さから「人食いバクテリア」と恐れられる細菌感染症の実態とは?

 主な原因菌の「A群溶血性レンサ球菌」は特別な細菌ではない。へんとう炎やとびひ、皮膚炎などを起こすが、通常は抗菌薬で治療できる。症状がないまま、のどなどに保菌している子どももいる。

エボラ今も危険な状態 支援呼びかけ

西アフリカで猛威をふるってきたエボラ出血熱について、国連では、感染の勢いは大幅に衰えたものの、今も週に100人以上の新たな感染者が出る危険な状態が続いており、流行の終息に向けて国際社会の支援が不足しているとして、協力を呼びかけました。

はやい終息を望みます。

えー、コレステロール摂取の心配は不要、米指針で新見解

2015年版のガイドラインにはこの勧告は盛り込まない。食事によるコレステロールの摂取と血清(血中)コレステロールの間に特段の因果関係はないことが実証されている。コレステロールは過剰摂取を懸念すべき栄養素とは見なさない」と明記している。

「風疹の抗体不足」予想以上

これまでの検査で、抗体が不十分で予防接種が必要と主治医に判断された人は246人で、全体の約30%に上ることが分かりました。
特に多かったのは25歳から29歳の女性で、抗体が不十分な人が43%でした。
また、30歳から34歳の男性も32%の人が抗体が不十分だったということです。
「抗体が十分にない人が予想以上に多く、このままではまた流行して、先天性風疹症候群の赤ちゃんが生まれることが懸念される。風疹は例年春から夏にかけて流行するので、早めに検査やワクチンの接種を受けてほしい」と話しています。

そうなんだ、小学校 問題解決・自発的な学習に課題

現在の学習指導要領の実施状況について、国の研究所が調査したところ、3割を超える小学校が、「問題解決的な学習」や「自発的な学習」を実現できていないと考えていることが分かりました。

11万人余りの小学生を対象に現在の学習指導要領に即したテストを行ったところ、基礎的な問題は正答率が向上する傾向が見られた一方で、複数の資料から情報を読み解き、比較したり関連づけたりして的確に記述することなど知識の活用力には課題が見られました。また、797校の校長を対象に学習指導要領の基本方針をどの程度、実現できていると思うか尋ねたところ、▽『基礎的な知識の習得』については「十分、実現できている」、「どちらかと言えば実現できている」と答えた学校が合わせて92%に上りました。
しかし、▽『自発的な学習の促進』は「ほとんど実現できていない」、「どちらかと言えば実現できていない」と答えた学校が合わせて43%を占めたほか、▽『問題解決的な学習の充実』は35%が、▽『思考力・判断力・表現力の育成』は34%が実現できていないと回答しました。