月別アーカイブ: 2015年3月

ほう、複数の薬がALSに特有の神経細胞の変化を抑えることを突き止めた

iPS細胞から全身の筋肉が動かなくなるALS=筋萎縮性側索硬化症の患者の神経細胞を作り出し、医療現場で使われている複数の薬がALSに特有の神経細胞の変化を抑えることを慶応大学の研究グループが突き止めました。医療現場で使われている薬およそ700種類を一つ一つ試したところ、17種類の薬で神経突起と呼ばれる部分が短くなるなどのALSの患者に特有の変化を抑えることができたということです。

ほほう、難病患者からiPS細胞作り原因遺伝子特定か

筋肉が次第に骨に変わっていく難病の患者からiPS細胞を作り、病気の状態を再現することで原因とみられる遺伝子を特定したと京都大学の研究グループが発表しました。治療薬の開発につながるのではないかと期待されています。

研究を進めて頂いて、早く実用化して欲しいですね❗️

ええっ、線虫:尿でがん識別…患者のにおい好み近寄る

 体長約1ミリの透明な動物「線虫」が、がん患者とそうでない人の尿のにおいを精度よく識別できたと、九州大などのチームが11日付の米科学誌プロスワンに発表した。検診法として実用化するには課題も多いが、識別には尿1滴で十分といい、安くて簡便な方法になりうる。

希少がんの診療態勢整備など検討始まる

患者が少なく、治療や診断が難しい「希少がん」について、厚生労働省は、がんの専門医などで作る会議を新たに設け、診療態勢の整備や治療法の開発などに向けて検討を始めました。
希少がんは、肉腫や皮膚がんの一種の「メラノーマ」など、10万人当たりの患者の発生率が年間に10人前後の患者の数が少ないがんで、専門的な診療を行える医師や医療機関は少なく、治療法も限られています。

えっ、ミトコンドリア病:発症の仕組み解明

 ミトコンドリア病は、細胞の中でエネルギーを作り出す小器官ミトコンドリアの働きが落ちることで起こる病気。全身の筋力や心機能の低下などさまざまな症状がある。特定の遺伝子の変異が原因だが、発症の詳しい仕組みは不明で、根本的な治療法もない。

 チームは、患者30人の血液細胞を分析。患者の細胞では、特定の酵素の働きが低下し、ミトコンドリアがエネルギーを作り出すのに必要なたんぱく質をうまく作れなくなっていることを突き止めた。酵素の働きが低下するほど、症状が重くなっていることも分かった。チームはすでに、この酵素の代わりになる薬剤を開発しており、マウスの細胞を使った実験では効果が確認できたという。