月別アーカイブ: 2015年6月

細胞の老化:原因は遺伝子の「メチル化」 

細胞の中で酸素からエネルギーを生産するミトコンドリアは、細胞の核のDNA(デオキシリボ核酸)の変化によって機能が落ちるとの研究成果を、筑波大などのチームが英電子版科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に発表した。ミトコンドリアの機能低下は老化が進む一因と考えられており、今回の発見は「細胞の若返り」の研究に役立つ可能性があるという。

えっ、脳の働き妨げるたんぱく質を発見

記憶に関係する脳の神経細胞の働きを妨げる新たなたんぱく質を産業技術総合研究所などのグループが発見しました。うつ病や認知症の新たな治療法の開発につながる可能性があるとしています。

グループは、脳の神経細胞どうしが、互いに情報をやり取りするシナプスという場所にあるたんぱく質、「BDNFプロペプチド」に注目し、マウスを使って詳しく調べました。その結果、このたんぱく質は、神経細胞が、シナプスを通じて記憶に関する情報などをやり取りをするのを妨げる働きをしていることが分かったということです。