月別アーカイブ: 2016年3月

えっー、インフルエンザ脳症 過去5シーズンで最多

今シーズンにインフルエンザにかかったあと、意識障害などを起こす「インフルエンザ脳症」になった患者は、これまでに161人と過去5シーズンで最も多くなっていることが分かり、国立感染症研究所は「けいれんなどの症状が出たら、すぐに医療機関を受診してほしい」と呼びかけています。「インフルエンザ脳症」はインフルエンザにかかった患者が突然、けいれん、意識障害を起こす病気で、1日から2日という短期間に急速に症状が悪化するのが特徴です。

国立感染症研究所によりますと、今シーズンは今月6日までに全国で161人が「インフルエンザ脳症」になったと報告され、昨シーズンの101人を大きく上回っているということです。過去5シーズンと比べても最も多いということで、このうち、15歳未満が138例と、全体の85%以上を占めています。

えっ、火星の生命調査へ 欧州とロシアがロケット打ち上げ

ESA=ヨーロッパ宇宙機関とロシア宇宙庁は14日、火星で生命の存在を探るため、中央アジアにあるカザフスタンの宇宙基地から火星の大気を調べる衛星などを載せたロケットを打ち上げました。カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられたのは、ヨーロッパ宇宙機関とロシア宇宙庁が共同で進めているプロジェクト「ExoMars」のロケットです。

このプロジェクトは火星で生命の存在を探ることを目的としていて、ことしと2年後の2018年に実施される2つのミッションで構成されています。今回のミッションでは、ロケットの先端に載った宇宙船が今後7か月火星まで飛行を続け、ことし10月に到着する予定で、陸上探査機を切り離したあと宇宙船みずからが火星の軌道を周回する衛星となり、大気のサンプルを回収することになっています。

えっ、国内2例目のジカ熱患者を確認 冷静に対応を

ブラジルに滞在歴があり、発熱や発疹の症状を訴えていた愛知県の30代の女性がジカ熱に感染していることが確認されました。中南米を中心に流行が広がった去年以降、国内で患者が確認されたのは2例目で、厚生労働省は感染経路の特定を進めるとともに現段階では国内で感染が拡大するリスクは極めて低いとして冷静に対応するよう呼びかけています。

えっ、震災から5年 地盤変動続く 引き続き注意を

5年前の巨大地震による地盤変動の影響は東北を中心に現在も続いていて、この1年の変動の大きさは最大で10センチ余りに達しました。解析した国土地理院は「巨大地震の影響は今も続いており、引き続き注意が必要だ」と話しています。

国土地理院によりますと、5年前の巨大地震では、東北や関東などを中心に広い範囲で地盤が動き、宮城県の牡鹿半島の一部では最大で5メートル40センチ、東向きにずれ動きました。

東向きの地盤の動きは、関東などでは収まりつつありますが、東北を中心に現在も続いていて、岩手県や宮城県の沿岸部では、この1年間の変動の大きさは最大で10センチ余りに達しました。牡鹿半島の一部では巨大地震からの5年間で、最大で6メートル40センチ余り東へずれ動いたことになります。