免疫力

免疫力を高める

免疫力がアップ

(疫=えき=病気 )
(免=まぬがれる=かからない)

◦主な免疫細胞
(T細胞・B細胞・好中球・NK細胞・マクロファージ)

免疫細胞活性
 ⇓
免疫力アップ

◦IgA抗体
(唾液などに含まれ、細菌やウイルスを取り囲みやっつける。)

◦マクロファージ
(体内に侵入した細菌やウイルスを、異物とみなしバクバクと食べて処理する。)

◦ナチュラルキラー細胞
(がん細胞など、体内に発生した異常な細胞を発見して攻撃する。)

⓵免疫力UPのネギの食べ方とは?
ネギの粘液に免疫力を活性化する作用がある。
  ⇓
ネギの青い部分を食べる。
(ネギの「ヌル」に免疫力UP効果がある。)

◦白ネギの青い部分も捨てずに食べる事が免疫力UPに繋がる。

⓶ヨーグルト
(ヨーグルトに含まれる乳酸菌が、腸のバランスを整えて、免疫力を上げる。)
ヨーグルトの乳酸菌
  ⇓
腸内環境が整う
  ⇓
NK細胞が活性化

食べる量と時間
1日・1カップほどの量を朝食で摂取、昼食や夕食で摂取する栄養が乳酸菌のエサとなりNK細胞が活性。

⓷β‐グルカンが多く含まれるているキノコ
(β‐グルカンはNK細胞のような免疫細胞に刺激を与え活性刺せる効果がある。)
☆あまり加熱しすぎず、煮汁までいっしょに食べる

⓸インターバル速歩
(インターバル速歩をすると、下半身の筋肉がアップ、その結果、免疫力が上がる。)
筋肉量が増える
  ⇓
熱量が上がる
  ⇓
NK細胞活性

◦インターバル速歩のやり方
早歩きとゆっくり歩きを交互に3分間ずつ行う。

早歩き
(息がはずむ程度の速度でやや大股で歩く。)
ゆっくり歩き
(散歩するぐらいの速度でストレッチを行いながらでもよい。)
早歩き3分・ゆっくり歩き3分・5セット

☆インターバル速歩後30分以内に牛乳をコップ1杯飲むと筋肉量が増える
⓹質の良い睡眠
(NK細胞などは副交感神経が優位になる、睡眠時に多く作られる)
体温が下がると睡眠に入りやすいため入浴で体温を上げることが大切
(自分の平熱+4℃で10分入る)

⓺食事療法
1、塩分の摂取を1日・5g以上

2、野菜や果物を1日・750g以上摂る

免疫力UP・美肌効果

☆ロマネスコ

免疫力を上げる

細胞のアンテナ
アンテナが正常
  ⇓
強い免疫力で病気に強い身体

アンテナが悪い
  ⇓
免疫力が弱まり体調不良

細胞のアンテナ力を活性化
  ⇓
がんの転移を抑制

細胞のアンテナ=糖鎖
  ⇓
8種類の糖がつながったもの
糖鎖は全ての細胞の表面についている

1日数千個のがん細胞が発生
  ⇓
免疫細胞が殺している
ウイルスや細菌等の外敵も免疫細胞が駆除

アンテナ力を上げる=免疫力アップ

免疫力の低下
  ⇓
免疫細胞が外敵にあまり反応しない
(異物を最初に発見するのが細胞のアンテナの役割)

細胞のアンテナを長く保つことが健康長寿に大きく関わっている

◦細胞のアンテナが短くなる原因
⓵ストレス
⓶喫煙
⓷睡眠不足
若くても風邪を引きやすい人
  ⇓
糖鎖がみじかくなっている可能性がある

糖鎖の材料となる糖を食事で摂ることが大切

◦細胞のアンテナを伸ばす食材は?
糖鎖を伸ばし免疫力を上げる栄養素⇒シアル酸
細胞のアンテナを構成する糖の一種⇒アンテナの先端で様々な情報を受信
シアル酸⇒加齢とともに減少⇒アンテナが短縮⇒察知能力が低下

◦シアル酸を多く含む食材
1位 子持ちシシャモ2尾(197mg)
2位 鶏卵4個(227mg)
3位 たらこ1腹(180mg)
卵は非常に糖鎖が多い細胞(糖鎖の先端についているのがシアル酸なのでそれを反映している)
卵にシアル酸が多い理由
卵は母体の外で育つ⇒外敵に障害されやすい⇒アンテナとなるシアル酸を張り巡らされている

風邪の予防

身体の中に生えている毛のパワーを落とさないことが重要
線毛(線毛は鼻の奥から気管さらに気管支までびっしり生えている)
身体を風邪のウイルスから守る
1秒間に15回波打ち続けているウイルスは線毛で喉の奥へ猛スピードで運ばれる
  ⇓
胃に到達し胃酸で退治される

線毛がきちんと働いている
  ⇓
ウイルスを撃退
  ⇓
風邪を引かない

線毛のパワーが衰える
  ⇓
ウイルスが停滞
  ⇓
体内に侵入して炎症を起こす
(くしゃみ・鼻水・咳・喉の痛み・発熱・頭痛)

線毛のパワーが衰えやすいのが冬の時期
線毛の動きは様々な要因によって影響を受ける
(温度が低ければ低いほど線毛運動は弱くなる)
線毛のパワーを落とす冬の原因
1、厳しい寒さ
2、水分不足(皮膚や吐く息から水分が出ていく、冬は気が付かないうちに水分が出ていく)
  ⇓
喉が渇く感覚がなく水を飲まない
水分不足
  ⇓
ウイルスが停滞
  ⇓
細胞内へ侵入し増殖
  ⇓
風邪を引く

ウイルスが体内に侵入
  ⇓
細胞分裂して増える
(ウイルスは細胞分裂を繰り返し加速度的に増えていく)
ウイルス朝1個⇒夜1万個⇒翌朝10万個
ウイルスが爆発的に増殖⇒様々な風邪の症状

ウイルスを少しでも侵入させないように線毛を元気に保つことが大切
線毛を元気に保つためには水分補給が大切
水分補給の仕方にもポイントがある
1時間とか2時間ごとに少量を飲むのがいい
(短時間に大量の水を飲むとすぐに外に出されてしまう)
乾燥が進む冬場身体から水分が失われている、脱水によって線毛の活動量も低下
冬の脱水を補う
  ⇓
1日に水分1,5ℓ必要
(知らず知らずの脱水から線毛を守ることができる)
少量の水をこまめに分けて飲む(お茶・水)
お酒やコーヒーはある程度の利尿作用があるのでよくない

◦就寝中にウイルスから身を守る方法
ミントの香りを吸う
(ミントに含まれるメントールが線毛を活発にする)
ミントオイル(メントールを蒸留されている)⇒ドラッグストアでハッカ油として販売されている

◦ミントオイルを使った
1、ミントタオル
⓵洗面器に水を張る
⓶ミントオイルを7滴~8滴垂らす
注)ミントオイルの原液は刺激が強いので入れ過ぎには注意
⓷タオルを浸す
⓸軽く絞ればミントタオルの完成
⓹ミントタオルを寝室に掛ける
揮発したメントール
  ⇓
線毛を活発に
  ⇓
ウイルスの侵入から守ってくれる
タオルの水分が湿度を上げる効果もある

3、ミントマスク
霧吹きにミントオイルを1滴垂らす
マスクに2回~3回スプレー
メントール成分で線毛を活発に
  ⇓
口腔内の乾燥も防ぐ

インフルエンザ予防

体内のビタミンDを増やせばインフルエンザや肺炎などの発症を2割減らせる
ビタミンD
免疫力をアップさせるのに必要な栄養素
(体内で作ることができる唯一のビタミン)
ビタミンDは紫外線を浴びることで皮膚で作ることができる栄養素
冬⇒紫外線量が少ない
  ⇓
体内で作られるビタミンD不足
日照時間が短い冬場は、夏に比べ血中のビタミンD濃度が半分程度になり、冬にインフルエンザが流行する理由の1つ
外で日光を浴びる
  ⇓
インフルエンザ予防に有効

◦不足したビタミンDは食べ物で補う
きくらげ・干し椎茸にビタミンDが多く含まれている
1切れ(100g)で成人1日に必要なビタミンDをとれる魚は
⓵サケ
⓶しらす干し(大さじ2杯程度で必要なビタミンDをとれる)

気象病

天候が不安定になる季節
(頭が痛い・腰が痛い)天候による体調不良(気圧の変化で体がストレスを感じる)
交感神経の働きが過敏になる
(頭痛・気管支喘息・肩こり・腰痛・めまい・関節痛)
患者数1000万人

◦気象病になりやすい人の特徴
乗り物酔いしやすい人
(耳の中にある気圧の変化を感じとる内耳が敏感)
  ⇓
梅雨の時期など不安定な気圧の変化に内耳が反応、気象病が起こってしまう

◦気象病の予防や改善
くるくる耳マッサージ
1、両耳の上の部分を持ち、上に引っ張る・5秒間(痛た気持ちいいくらいで、引っ張る)
2、耳の横を持って外側に引っ張る・5秒間
3、耳たぶを持ち下に引っ張る・5秒間
4、耳の横を持ち、後ろの方向に引っ張りながら耳を回す・5回まわす
5、耳を包むように折り曲げ・5秒キープ
※1日・3回(朝・昼・晩)
くるくる耳マッサージをすることで、内耳の血行が良くなり、内耳の自律神経が整い、気象病の改善につながる

免疫力UP(虫歯&口臭予防)

◦唾液の成分
シアル酸       ⇒育毛
リゾチーム      ⇒抗菌
分泌型免疫グロブリンA⇒抗菌
ヒスタチン      ⇒傷の修復
ハイドロキシアパタイト⇒歯の修復
アミラーゼ      ⇒消化

◦知られざる唾液の世界
ストレスが加わると
  ⇓
唾液の濃度を上げ、水分を減らす
(ストレスがかかると体を守るために唾液は量が減り成分が濃くなる)

◦唾液にまつわるトラブル
推定800万人がドライマウス(口腔乾燥症)⇒(唾液の減少)
症状
・強烈な口の渇き
・常に口内炎
・強い口臭
・増える虫歯
・味が分からない
・様々な感染症
・誤 嚥
・肺 炎

◦ドライマウスの原因は?
(脳の血流が)右優位の方はストレスに非常に敏感に反応するストレス脳
   ⇓
非常にドキドキしやすい
ドライマウスの方は脳がストレス脳になって、ドライマウスになったのではないかと推定できる
(脳にストレスがかかり唾液減少し、口の中が乾燥する。ストレスの長期化などが原因でストレス脳に変化する。また口の乾燥自体もストレスに感じ、もともとのストレスがなくなっても延々と唾液の量が戻らない)
   ⇓
症状がずっと継続的に続いてしまう、その理由が精神的・神経的なものが関わっていることが明らかになってきた
☆脳がストレスに敏感になっている人は口の乾き自体が原因で症状を悪化させることがある。

◦ドライマウスの原因
降下剤などなど薬の副作用・口呼吸・シェーグレン症候群など

◦対処法
何かに意識を集中するなど、痛みや症状への意識が外れるのが目的
   ⇓
毎日病気のことばかり考えていると不安が負の連鎖で増大
(他のことを考えることによって、それまでずっと悩んでいたことが軽くなる)
   ⇓
気をそらす事がとても大事、自分が没頭できるものを探す
(そこに集中している間に忘れる)
☆乾きを忘れるような”何かに没頭すること“がストレスによる症状の悪化を防ぐと考えられる。
☆ストレスによる口の乾きは悪循環になることが乾きのストレスを溜めないことが重要。

◦口の乾きの対処法
リップトレーニング
⓵前歯が見えるように口の筋肉に力を入れて「イー」。
⓶唇を前に突きだし口の筋肉を緩め「ウー」。
※口の渇きを感じたときに10回程度繰り返す。

◦対処法
昆布ドリンク
(1日・10回ほど口をゆすげばOK)
細かく刻んだ昆布30gを500㎖の水に1日つけておく
冷蔵庫で保存し2日以内に使い切ってください

梅雨時の体調不良

湿邪
(湿度の高い梅雨独特のもの)
   ⇓
(頭痛・肩こり・むくみ・などの全身症状を引き起こす)
湿邪とは?
東洋医学=気の医学

(この世の全てを構成するエネルギー、健康に大きな影響を及ばす)
湿気
湿気が身体の中に入ってきて悪さをする状況が湿邪
1年の気候変化
6気
(風・暑・湿・燥・火・寒)
(風邪・暑邪・湿邪・燥邪・火邪・寒邪)様々の不調をきたす

湿邪
(頭痛・めまい・関節痛・むくみ・下痢・食欲不振)

◦湿度が低いとかいた汗は肉眼で見えないうちに蒸発している
◦湿度が高いとかいた汗はあまり蒸発できず皮膚の上に留まる
途中で汗が流れなくなった引き金に(汗は蒸発しないと皮膚はふやける)
   ⇓
発汗量減少は汗の出口が狭くなったため!
汗は蒸発する気化熱で体温を下げる
湿度高い⇒減少
汗は蒸発しない⇒体内に熱がこもる
(湿度が高い時の方が、深部体温が高くなる)
体内に熱がこもると自律神経が乱れ全身の不調、免疫力の低下

気圧低い
  ⇓
空気中の酸素が少なくなる
(少ない酸素でも身体が対応できるよう過度に副交感神経を優位にしてしまう)
  ⇓
(だるくなる・やる気がなくなる)

◦人間に備わる除湿スイッチ(改善法)
除湿のツボ
1、湧泉(土踏まずのやや上、指を曲げた時にくぼむ場所)
効果:活力UP
(気持ち良いくらいの強度で朝晩2回・左右それぞれ5回~10回押すのが目安)
2、三陰交(内くるぶしの突起上から指幅4本分上骨のやや後ろ)
効果:血の巡りを改善
(脚の血流量UPでむくみ解消! 気持ちの良いぐらいの強度で朝晩2回左右それぞれ5回~10回押すのが目安)

◦汗の気化熱で上がった体温が下がる
◦汗を作る機能、身体を暑さに慣れさせる事で高まる
  ⇓
外気に触れる・軽い運動をする・風呂にゆっくり浸かるとか日頃から汗をかきやすい身体にしておくと良い。

◦汗をかいた時の注意点
汗をかいた状態で冷房の効いた部屋に入ってしまう
(汗をかいた状態で冷房の効いた部屋に入ると汗は一気に蒸発、体温が急激に奪われ下痢や冷えなど体調不良を招く)
  ⇓
汗はこまめにふき取りましょう!

◦湿邪の最大の怖さが免疫力の低下
夏型過敏性肺炎
原因はカビ(トリコスポロン)
トリコスポロン
(家庭内のあらゆる場所に存在するカビ)
知らぬ間に胞子を吸い込んで咳などアレルギー反応が起こる
  ⇓
誰にでも発症の可能性がある
◦対 策
こまめな掃除が一番の対策

◦梅雨時は抜け毛が増える季節
抜け毛の原因は?
マラセチアというカビ
マラセチア
(皮膚に住み着く常在真菌すべての人間が保有している)
  ⇓
(湿気を好み皮脂をエサとしているので梅雨に増加しやすい)
  ⇓
脂漏性皮膚炎
頭皮でマラセチア増殖し炎症
  ⇓
(かゆみ・抜け毛・フケ)の原因
マラセチアの対策
頭皮を清潔に保ち皮脂を適度に洗い流す
(洗いすぎるとバリア機能が落ち皮脂を過剰分泌することがある)

免疫力を上げる

(疲労・体調不良・食欲減退)
  ⇓
免疫力が低下しているかも
免疫力
(体内に入って来た敵を退治する。免疫細胞の活力を示す指標)
免疫が高ければいつまでも健康を保てる
免疫力は年齢を重ねるほど低下
免疫力=健康長寿に欠かせない
身体の中の免疫細胞の半分以上が腸にいる
腸は免疫臓器として非常に大事
  ⇓
免疫力アップに大切な臓器は腸
小腸
(食べたものの栄養を吸収し身体に送り込む)
大腸
(栄養を吸い取った残りカスを便に変えて体外に排出する)
小腸は免疫の源
(絨毛がしっかり生えている)
  ⇓
免疫力は高い
(絨毛が抜け落ちている短い)
  ⇓
免疫力が落ちている
☆抜け落ちた絨毛は再生できる
絨毛
小腸の内側にびっしりと生えている
小腸の働き
食べ物の栄養を吸収する
免疫の働き
食べ物と一緒に毒素や病原菌が入る
  ⇓
体内への侵入を防ぐ
(免疫細胞が病原菌などを撃退)
◦小腸の絨毛にはどれくらいの免疫細胞が集まっている?
全身の免疫細胞の約60%数千億個を超える

◦小腸の絨毛をフサフサにする方法
(絨毛をフサフサにする栄養素摂る)
  ⇓
たんぱく質
(肉や魚、卵などに多く含まれる栄養素)
グルタミン(アミノ酸)
  ⇓
小腸の活性化に有効
グルタミン
1、短くなった絨毛を伸ばす
2、少なくなった絨毛を増やす
◦高齢者(70歳以上)のたんぱく質摂取量
平均68g
◦厚生労働省の摂取目安量
75g
☆日常生活の中で、たんぱく質を摂る食生活を続ければ改善が期待できる
簡単な摂取法は?
タマゴ・チーズなどで簡単に摂取量を増やす事ができます。

免疫力UP法

◦リンパ球
白血球の一種、ウイルスやがん細胞などから体を守る免疫細胞
◦リンパ球の働き
血管を通って体内をパトロール、ウイルスなどの敵を退治する
◦パトロールが間に合わないと感染細胞やがん細胞が増殖し症状が悪化
◦リンパ節
リンパ節が待機している場所
◦リンパ節の役割
病原体が運ばれてリンパ球が学習パトロールの効果を上げる
◦リンパ球の学習とパトロールを交互に行う事で症状が出る前に敵を退治できると考えられる
◦長期間のストレスや睡眠不足なだが交感神経を不要に活性化リンパ球の出入りに悪影響
◦日中に適度に交感神経を緩めることが免疫機能にとって重要だと考えられる
  ⇓
交感神経のメリハリ
交感神経オン
  ⇓
学習モード
交感神経オフ
  ⇓
パトロールモード
◦スーパー免疫になるために
ポイント⓵
充分な睡眠(睡眠は1日で最も交感神経が緩まる)
ポイント⓶
日中にパトロールモード

◦免疫力アップランキング
(交感神経緩め度ランキング)
1位  昼 寝(13時~15時に30分以内)
2位  ウォーキング(軽い運動はリラックス効果あり)
3位  足 湯(血管を広げて熱を逃がそうと交感神経が緩んだ
4位  めい想
5位  音楽鑑賞
6位  緑 茶
7位  首にマフラー
8位  首にねぎ
9位  マッサージ
10位 人にやさしくする
11位 筋トレ
12位 入 浴
13位 体 操
14位 乾布摩擦
15位 ストレッチ
16位 タッチケア
17位 コーヒー
18位 にんにく
19位 温冷欲
20位 お笑い

◦免疫には2つのモードのメリハリが大切
充分な睡眠と日中のリラックスでスーパー免疫になる

ウィルスから身体を守る免疫力

◦唾液には抗ウィルス・抗細菌作用がある(感染の防止に役立つ)
◦唾液(ウィルスや細菌から私たちを守る第1の壁)
⓵唾液力のポイント
 唾液の量
⓶唾液力のポイント
 唾液の質
◦唾液にはたくさんの機能・役割がある
⓵唾液には消化作用
⓶歯の再石灰化作用
⓷歯垢や口内を洗う
⓸虫歯の予防
⓹歯の重複
⓺消化を助ける
⓻唾液中には抗ウィルス作用を持つ物質も入っている
(唾液中のIgAがウィルスや細菌などを撃退)
1、唾液の量
1日に1ℓ~1,5ℓくらい出している
(ところがストレスや緊張などによって交感神経が優位になると唾液量が減少、口臭は唾液の量と密接に関係)
◦唾液量をセルフチェック
⓵食事の時に味噌汁やお茶で食べ物を流し込む
⓶食べ物の味を感じにくい
⓷口の中がネバついたりパさついたりする
⓸口内炎ができやすい
⓹歯磨きしているのに虫歯が多い
※3つ以上あてはまると要注意
◦唾液量が減る原因
ストレス、加齢、生活習慣、持病、大食い早食い、咀嚼回数が少ない、糖尿病
◦唾液不足の改善法とは?
耳たぶの前に耳下腺という組織があり、ここをゆっくり押す三本の指で耳下腺のセルフマッサージ(耳たぶの前のくぼみを3本の指で押さえ10回程度、軽く円を描くようにほぐす)
  ⇓
食事の前など1日・4回~5回行う
◦唾液の量が減ると口が乾いてしまう
  ⇓
話づらくなったり、食べ物を飲み込みづらくなる、舌が痛いという人もいる
◦唾液を出すことでの良い効果
EGF(上皮成長因子)
 ⇓
皮膚に良い影響を与える(唾液や血液に含まれるたんぱく質の一種)
2、唾液の質
99,5%は水分・0,5%が機能的成分(IgA)
唾液中にはIgAという抗体が入っていてウィルスや細菌などにくっついて作用する
  ⇓
感染防止に役立つ(IgAはウィルスや細菌にくっついて無力化させる)
IgAが少ないと風邪や感染症にかかりやすくなる
IgAを下げる要因
⓵ストレス
⓶食生活
⓷運動もやり過ぎると良くない
◦唾液の質のセルフチェック
⓵朝食を抜くことが多い
⓶肉類をよく食べる
⓷冷たい飲み物や食べ物をよく食べる
⓸飲食の習慣がある
⓹運動不足である⇒腸内環境の悪化・代謝の低下に影響
◦IgAを増やす食事
短鎖脂肪酸
  ⇓
腸内環境が整うと多く生成される
  ⇓
腸内のバリア機能を高めると同時に唾液腺を刺激し、IgAも増やす、唾液の質を高めるには腸内環境を整えることが大切
◦IgAを増やす2つの食物
1、発酵食品
お腹の調子を整え唾液の免疫も高める
(キムチ・ヨーグルト・チーズ・納豆)
2、食物繊維もお腹の調子を整えてくれる
(きのこ類・海藻類・レンコン・ごぼう)
発酵食品に含まれる善玉菌のエサが食物繊維
※1か月~2か月くらい食生活を意識すると徐々に効果が出てくる

基礎から学ぶ免疫力UP法

免疫はどんな働きをしている?
身体では何が?!
(発熱・のどの痛み・鼻水などの症状)
◦自然免疫はウイルスなどの異物が身体に入ってくるとすぐに働くシステム
 ⇓
感染症
自然免疫で症状が軽くなったり無症状の事もある
(自然免疫が風邪などを撃退!)
◦自然免疫の働きは20代以降は減少
◦免疫細胞
(ウイルスの殲滅)
  ⇓
獲得免疫
◦ウイルスが増殖
 ⇓
獲得免疫からウイルスを発見
 ⇓
情報を収集⇒ウイルスを食べる
 ⇓
T細胞
 ⇓
B細胞
抗体の働きとは?!
⓵ウイルスを取り囲み、細胞への侵入を遮断
⓶食細胞がウイルスを食べやすくする
◦T細胞
細胞ごと破壊
◦獲得免疫は最後の砦
◦戦いを経験するとB細胞とT細胞からウイルスの特徴を記憶する事ができる
◦風疹・麻疹
風疹・麻疹ウイルスによって発症、高熱や発疹が出る事が特徴の感染症、獲得免疫をパワーアップ
◦免疫細胞
正常に活動する体温は36,5度程度、この体温を維持することが望ましい
◦ストレスは免疫を低下させる1番の要因
(お風呂)ストレスによる免疫の低下を予防するためには非常に効果的
◦冬と免疫力
外と室内の気温差が大きいので体温調節のために身体にストレスがかかる
  ⇓
着るものを調節するなどして気温差がないようにする
◦免疫細胞?
病原体に感染した事を記憶する
(ワクチンの記憶も次の世代に引き継ぐ)
◦獲得免疫が年齢と共に弱くなるワケは?
免疫細胞自体のもの覚えが悪くなってしまうから
  ⇓
年齢と共に獲得免疫のT細胞とB細胞の記憶が弱まり攻撃力が低下する
◦インフルエンザと新型コロナウイルス、同時にかかることがある?
同時にかかることがある
◦免疫力の高い低いは、ある臓器とも重要な関係があります
(免疫細胞の6割は腸にいる)
(小腸にはパイエル板と呼ばれる免疫細胞を教育する場所がある)
  ⇓
ウイルスなどを取り込んで免疫細胞に学習させている
パイエル板
  ⇓
全身に伝達
  ⇓
免疫力UP
◦栄養不足でパイエル板が縮小
(学習効果が下がり免疫力低下)
  ⇓
食事が大事だという事がわかった、その中でも特にビタミンB₁が大事
ビタミンB₁が豊富な食材
(パイナップル、豚肉、玄米、牛乳、サバ、干しブドウ、枝豆)
豚肉はおススメ
(アリシンという成分と一緒に摂ると腸での吸収がアップする)
アリシン
(玉ねぎ、ニンニクなどに含まれるニオイ成分)
◦睡眠不足やストレスによる体調不良があるときは免疫力が下がる要因になる
  ⇓
身体を休ませ栄養をしっかり摂って免疫力を回復させることが大事