あん摩・マッサージ・指圧とは ?

あん摩・マッサージ・指圧とは ?

あん摩・マッサージ・指圧の定義

あん摩・マッサージ・指圧は術者の手指を以て、異常な生活現象を現している生体に対し、力学的刺激(おし・もみ・さすり・たたき・震わせ・引っ張る)を与え、その刺激の強弱により生体の持つ恒常性維持機能を反応させて、生体の変調を整え正常な生活現象すなわち健康状態を持続させ、さらに健康を増進させる刺激療法施術である。

あん摩・マッサージ・指圧の相違点

◦あん摩
あん摩は薄い衣服の上から施術を行い中心部から抹消の方向に筋肉を対象にやり硬結を取り除き、筋組織の循環を良くし、新陳代謝を盛んにし栄養を高め機能も盛んにする。

◦マッサージ
マッサージは皮膚に直接、滑剤を用いて施術するものであん摩とは逆に抹消から中心に向かって主に循環器系を対象にやり、血液、リンパの還流を促し、また他の手技をいろいろ組み合わせて与える刺激の変化を加え多種多様の生体反応を期待。

◦指 圧
指圧は、薄い衣服の上から生体に現われる反応点を対象として主に一点圧の刺激を遠心性に与え、圧反射機転により神経、筋の機能を調節するものである。

オキシトシンについて

◦オキシトシン(Oxytocin、OXT)は、「幸せホルモン」「愛情ホルモン」とも呼ばれ、親しい人から体に触れられるた時などに、脳下垂体後葉から分泌され、ストレスを緩和し幸せな気分をもたらすホルモンである。

◦ヒトの場合、スキンシップによりオキシトシンを分泌させることができ、母親が赤ちゃんを抱っこする、恋人同士が手をつなぐ、性行為、マッサージなど人により心地よく触られる行為やペットをなでることも効果がある。

◦また直接的なふれあい以外でも、会話、家族団らん、井戸端会議、居酒屋、共同作業、イベントなどでの交流などおしゃべりもオキシトシンを分泌させる。こうした行為は人が日常的において普通に行っていることであり、人は無意識に心のバランスをとっていると考えられている。これらは「グルーミング行為」と呼ばれ、動物が自分自身の毛づくろいをすることと同じ様にヒトも自分自身の心のケアをしているとせれる。

◦スウェーデンや日本では、痛みやストレスを抱える患者さんを対象に背中などをさすってあげる「タクティールケア(タッチケア)」を行っている医療機関も多くあり、他にも認知症の徘徊が減ったり、血圧が下がるなど、「オキシトシン」の可能性は計り知れないとした報告があります。

◦タッチケア(認知症の症状を改善させる)

◦ポイント
1秒に5cmのスピード
スキンケア用のオリーブオイル

⓵両手を密着させてゆっくりと触る

⓶相手の気持ちをいつくしんで触る

⓷相手が望まないときは無理にやらない

気持ちが良い
  ⇓
ネガティブな感情が減る
  ⇓
認知症の周辺症状が減る

動脈をマッサージ(血圧を下げる)

◦ポイント
手のひら全体をつかいギュとにぎる

⓵腕をねじるように動かす、手首から肩にかけて2分ほど

⓶指は1本ずつ左右に回す片手1分ほど

⓷足の指から太ももまで3分ほど

⓸こめかみや額は円を描くように顔と頭で3分ほど

⓹1日の合計15分を目安に !

あん摩・マッサージ・指圧施術を受けるには

施術所内のあん摩・マッサージ・指圧施術と、ご自宅等に訪問(出張)して行う訪問あん摩・マッサージ・指圧施術があります。
また施術費用でも、自費施術と保険施術があります。
自費施術では症状に関わらず施術可能ですが(禁忌症状を除く)
保険施術は一律に症状ではなく医師が、あん摩・マッサージ・指圧を必要と判断した症状になります。
その他、詳しい内容についてはご相談ください。

一般的な、あん摩・マッサージ・指圧保険施術

◦関節拘縮の改善
関節周辺の筋肉や組織(靭帯や腱など)を緩めて関節可動域を広げます。

◦浮種の改善
あん摩・マッサージ・指圧・運動療法を行うことで、体、特に足のむくみが改善されます。

◦褥瘡(床ずれ)予防と治癒援助
下腿部へのあん摩・マッサージ・指圧施術を行い、治癒に向けての補助を行います。

◦麻痺の改善
あん摩・マッサージ・指圧により筋肉の血行を改善し、残存機能を回復させます。

◦保険で受けられる症状
⓵脳血管障害及び後遺症
(脳梗塞、脳血栓、脳内出血など)

⓶中枢神経疾患
(パーキンソン病、脳性麻痺など)

⓷リウマチ・頚髄損傷など

⓸変形を伴う関節拘縮、筋力低下、変形性膝関節症、筋無力症など

あん摩・マッサージ・指圧の適応症

⓵神経系疾患
<神経痛、麻痺、痙攣、脳卒中後遺症、ポリオ、ノイローゼ、不眠症、ヒステリー>

⓶運動器疾患
<慢性関節リウマチ、筋肉痛、筋萎縮、筋力減退、軽症の筋炎、腱炎、関節の拘縮、癒着の剥離、関節の変形、骨折、脱臼、捻挫の後遺症>

⓷消化器疾患
<胃下垂、慢性胃炎、胃腸のアトニ-、慢性腸炎、常習性便秘

⓸呼吸器疾患
<気管支喘息、慢性気管支炎>

⓹循環器疾患
<心臓神経症、局所の充血、鬱血、貧血、水腫>

⓺泌尿生殖系疾患
<膀胱麻痺、膀胱痙攣、膀胱炎、乳腺障害>

⓻新陳代謝疾患
<痛風、脚気>

⓼その他疲労回復、病後の体力回復